タップできる目次
若年、妊婦の場合
18才から20才位までは成長期にあたり、近視の場合、安定せずにさらに進むことも考えられます。
ある程度視力が安定する20才以上の人でないと手術を断られることがあります。また、高齢者の場合も後述する病気などの理由で断られることがあります。
妊娠している女性または、出産後あまり日にちが経っていない授乳期にある女性はホルモンの分泌の関係で手術を受けられない事があります。
またレーシック手術による視力矯正を認めていない資格試験もあるので受験しようとする人は、注意が必要です。
角膜が薄い場合
手術を受ける医院の判断もありますが、ある程度の角膜の厚みがない場合は、リスクが大きくなるので手術を受けられない事が多いです。
角膜の厚みについては、日本眼科学会の基準があり、眼科医院はこの基準を守っているわけですが、医院によっては自主基準により安全率を上げて(角膜の厚みをより厚く)います。
目の状態が良くない場合
強度の近視や乱視の場合も、手術後の視力回復の可能性に対するアドバイスがあるでしょう。
角膜に病気がある場合、例えば円錐角膜などの場合。また、白内障、緑内障、網膜の病気などを患っている人は手術を受けられない事があります。
また、糖尿病などの場合、傷に対する治癒力の関係で手術を受けられない事があります。
微妙な所では受診する眼科医院によって異なりますので、あるところでは手術を断られて、別のところでは手術を受けることができた、というような事はよくあります。
もしレーシック手術が無理であっても、レーシックに近い手術の方法もありますので、そちらを検討してみることもできます。
レーシックすると受けられない職業って?
レーシックを受けると慣れなくなる職業があります。それは、世界中の全てでというわけでは有りませんが、日本においては、パイロットなどの特殊な環境の中で働く職業には就けないとされています。それは、気圧が関係しているからだといわれているのです。
パイロットという職業は、視力制限が設けられています。そのため、レーシックの手術を受けて視力を回復したとしても、レーシックによって回復した視力では、その持続性の保障が無いということからパイロットになれる条件を満たしていないと判断されるようです。
しかし、このようなことは日本に限ったことで、アメリカなどの海外においては、レーシックの手術を受けていてもパイロットになる事は可能となっているそうです。
未成年はなぜレーシックができないの?
レーシック手術をすると受けられない職業があるのですが、20歳以下の未成年もレーシックを受けることができないクリニックはほとんどのようです。
では、レーシックの手術を受けるのに、年齢制限を設けているのはなぜなのでしょうか?
人間の身体は20歳くらいまでは成長をし続けています。それは、水晶体を動かしている筋肉や眼球の大きさや形にも言えることであり、身体の成長に合わせて変化していっているためです。
そのため、安定していない眼にレーシックの手術を行なっても、思ったように視力の回復を望むことはできないのです。
手術可能な年齢の上限はあるの?
レーシックの手術を受けることができる年齢制限には、下は20歳以上となっていますが、上限は60歳くらいから65歳くらいまでのようです。
というのは、高齢になると治癒力が低下しているので、治り悪いと角膜が安定する前にフラップがずれやすくなったり、感染症になもかかりやすく、合併症や後遺症の可能性が高くなるからなのです。
レーシックの年齢制限について!
レーシックに年齢制限はある?
視力回復の手術として高い注目を集めている、レーシック手術。この手術は、年齢によっては受けられない場合があります。
一般的な年齢制限としては、ほとんどのクリニックが18歳以上を対象としており、さらに高齢者の場合はレーシック手術を受けられない、または他の視力回復治療を薦められる場合があります。
これらは目の成長や、視力低下のメカニズムによって、患者の利益を優先するために医学的に用いられている制限になっています。
若い方のレーシック
レーシック手術を行うクリニックでは、ほとんどの所が18歳以上を対象としています。これは目の成長に大きくかかわっており、18歳未満の方はまだ目が成長途中の場合がほとんどだからという理由によります。(※正直18歳でも微妙で、20歳以上の方がおすすめ)
近視などで低下している視力を手術によって回復させても、目が成長途中の場合は、まだまだ近視が進んで手術後に視力が低下する可能性が高く残っています。ですから、目の成長が終わって視力が安定する18歳以上を対象としているんですね。
これは近視だけでなく乱視など他の要因による視力低下も同様で、同じように目が成長途中にあるためレーシック手術が適さないということになります。
老眼など特殊な場合もあります
老眼による視力の低下が見られる場合には、レーシック以外の治療が薦められる場合があります。老眼の場合は視力が低下するメカニズムが近視などの場合とおおきく異なり、レーシックを受けても普段の生活が改善されないことが考えられるからです。
この場合は、レーシックではない方法で老眼に対応した視力回復治療がありますので、そちらが適しているといえるでしょう。
しかしこれは検査した上で総合的に判断される部分ですので、老眼が強い方はまずクリニックで相談してみることをお勧めします。