エピレーシックの施術の流れ
エピレーシックの一般的な流れは下記のようになります。
【1】 まず洗浄と麻酔です。麻酔は、点眼によって行われます。
【2】 次に、エピケラトームを使用してフラップを作ります。フラップというのは、角膜の表面を薄くスライスして、角膜に作った蓋のようなものです。
【3】 そして、フラップをめくって、レーザーを照射して角膜を削ります。
【4】 目を洗浄してフラップをもとに戻し、消毒します。保護用コンタクトレンズと点眼薬をつけます。ここまでで15分程度です。
【5】 状態が安定するまで、その後15分程度安静にして、エピレーシックは終了です。
普通のレーシックとは何が違うのか
普通のレーシックとエピレーシックとの施術方法の最大の違いは、でフラップを作る際にエピケラトームという器具を使用することです。エピケラトームを使用すると、角膜上皮だけの、通常のレーシックのフラップよりも薄いフラップを作ることができます。
フラップを薄く作ることによるメリットは、角膜を削れる厚みを多く残せるため、もともと角膜の薄く普通のレーシックができない方でもレーシック手術を行うことができます。
また、角膜上皮は再生する組織ですので、最終的にはフラップがなくなるため、普通のレーシックでの衝撃でフラップがずれてしまうというような弊害がなくなります。そのため、激しいスポーツをする方などはエピレーシックを選ぶケースが多いようです。
エピレーシックのデメリット
エピレーシックの欠点としては、角膜上皮の再生を待つ間、痛みが強く、十分に目を保護しなければいけません。そのために、保護用のコンタクトレンズをつけるのです。
また、視力が回復し、安定するのも角膜上皮の再生を待たなくてはいけないので、普通のレーシックと比べると時間がかかります。